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家づくりにおいて、リビングやキッチン、寝室といった主要な空間に目が行きがちです。
ですが、家全体を結び、日々の動線に大きく関わる「階段」も、単に上下移動のための
通路としてだけでなく、家の雰囲気づくりや使い勝手に大きな影響を与える要素と言えます。
今回の記事では、そんな家造りに見落としがちな、階段の種類や配置の仕方などについて
詳しくお話ししていこうと思います。
★階段の種類は大きく分けて5種類
1.【直階段】ちょくかいだん
直階段とは、まっすぐな形状の階段のことです。
シンプルで省スペースに設置できるのが特徴ですが、一気に昇り降りするため、
万が一転倒した場合に下まで落ちてしまうリスクがある点は考慮が必要です。
デザインによっては非常に急な印象になります。
2.【かね折れ階段】かねおれかいだん
かね折れ階段とは、途中でL字型に折れ曲がる階段です。
直階段に比べて踊り場(方向転換する平らな部分)を設けることが多く、万が一の
落下時に途中で止まる可能性があり、比較的安全性が高いと言えます。
壁際に設置しやすく、デッドスペースを活用しやすいメリットもあります。
4.【螺旋階段】らせんかいだん
螺旋階段とは、中心の柱の周りをらせん状に昇っていく階段です。
省スペースで設置できるのが最大の魅力で、デザイン性も非常に高く、
空間のアクセントになります。
ただし、踏面(ふみづら:足を乗せる板)の幅が狭くなる部分があり、
大きな荷物の運搬には不向きな場合があります。
5.【片持ち階段】かたもちかいだん
通称「浮き階段」や「宙に浮いた階段」とも呼ばれる、壁から踏面が片側だけで
支持されているように見える階段です。
非常にスタイリッシュでモダンな印象を与えますが、高い構造計算と施工精度が
求められるため、建築費用が高くなる傾向があります。
★ベストな階段の配置場所とは?
階段は家のどこに配置するかによって、間取りや生活動線は大きく変わります。
では、階段はどんなところにあるのがベストなのでしょうか???
リビング内に設置
リビングに階段があることで、家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが
取りやすく、そうすることでとても便利です。
また、デザイン性の高い階段を選ぶことで、リビングの重要なインテリア要素になり
ひとつのおしゃれなポイントにもなります。
玄関ホールや廊下に設置
一般的に一番多い階段の設置方法かと思います。
リビングを通らずに各部屋へアクセスできるため、プライベート性が保たれ
来客の視線も気になりにくい配置と言えるでしょう。
階段スペースが独立するため、リビング空間をより広く使えるメリットもあります。
安全な階段の設置方法として
階段の安全性は、快適な暮らしを送る上で最も重要な要素の一つです。
特に小さなお子様や高齢のご家族がいる場合は、慎重な計画が求められます。
手すりの設置
滑り止めを付ける
照明をつける
階段の手すりは昇り降りをサポートし、転倒防止に役立つ手すりは、法律でも設置が
義務付けられている場合が多い重要な要素です。
また、 踏面の素材によっては滑りやすい場合があるため、滑り止め加工や
滑り止めマットの設置もおすすめです。
これらに加えて、階段に限らず、安全な家造りにするために、適切な照明計画が大切です。
階段には夜間の安全性向上効果のある、フットライトや壁付けのブラケットライトなどを
設置することで、より安全な階段になることでしょう。
まとめ
今回の記事では、階段の種類や設置場所についてお話ししました。
2階建て以上の新築をご検討中の方は、階段の形や安全な配置方法で
おしゃれで快適な家造りにしましょう。
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